3 大阪 ヨガ 13期基礎理論感想 田中宣代 様

田中宣代 様 49歳 オンライン教室 

 

まずヨガを始めたきっかけですが、看護師をしていた私は、仕事場で失敗してはいけないという不安からか緊張がとれにくくなっていました。

気づくと常に肩に力が入っていて呼吸も浅く、緊張すると汗が止まらなくなったり、手が震えたりと、だんだん仕事に支障をきたす症状もでてきました。

周りの人に気にされたりすると余計につらい気持ちになり、看護師として臨床で働くことが嫌になりました。

 

臨床現場から逃げても、職場はもちろん、日常生活のちょっとした場面でもこのような自律神経の不調症状が起こるようになってきて、本当に自分が嫌で、恥ずかしくて、きっと何もかもうまくいかないと思うようになり、あらゆる事に対して消極的な気持ちでした。

心療内科を受診し薬を飲めば症状は軽くなりました。けれど薬に頼る気持ちが強くなり、薬をやめると今度は薬を飲んでいないことに対する不安がでてきてしまいます。もっと自分の力で治したいと思いヨガを始めました。

 

今回、基礎理論講座で「病気になる過程」を学ぶことで、辛かった時の自分の症状が自分にぴったり当てはまっていると理解出来ました。

自分のこの不調は「自分の心が創っていたのだ・・・」と理論的に知った時、「この自律神経の不調が治るかもしれない」と思えるようになりました。

 

自分の心が創り出した負の考え方や感情がすべての元となり、それが自分の辛い現実の世界を創り出している。

そこから解放されるには物事の真理を知って、様々な事実をどう受け止めるかということがとても大切なのだと、理解することが出来ました。

 

自分の存在の素晴らしさは、宇宙との関係を知ることで「あー!! そうだったのか」と腑に落ちました。

日々の生き方がどのような人生を創り上上げていくのか、その考え方の大切さと、自分を高めていくための働きかけは、すぐにできるものではなく何度も何度も失敗しながらも、その心を大切にしていけば必ず辿り着くものであるという教え。

自分の心をコントロールすることが難しくなった時には、どういうことを行えば楽になるのか、など難しいインドの哲学を日々の実践になぞらえて、たくさん教えていただきました。

学びは数え切れません。

これからは自分が決めたことを守り、日常の生活の中でこれらヨガの学びを意識して取り組んでいきたいと思います。

 

 今まで何をしても途中であきらめたり、続かなかったりする私がこうして理論講座を学んだり、ヨガのレッスンを続けてこられたのは、本当に効果を実感することが出来ているからです。

以前の私はどこか痛くなったらまた高橋先生に相談すればいいという甘い考えがありました。

 

ヨガに対する姿勢は習い事でした。そんな中、高橋先生が2カ月ほどお休みをされました。その間に以前あった腰痛が出てきてしまい、自分で修正のポーズを思い出して取り組むもののちっとも改善せず辛い思いをしました。

何年もやっていたのに先生に教えてもらったことが何にも身についていないと反省し、早くヨガが再開されないかな、号令だけでもお願いしたいと思っていました。

そして再開すると腰痛は改善し、改めてヨガの効果を実感して、ヨガと高橋先生のことをもっと信じてみようと思ったのです。

 

 さらに基礎理論講座の最初にヨガは修行体系だいうお話がありました。これも今回ハッとさせられたことです。「習い事」ではなく「修行」、そう気づいたことで先生の言葉に対しもっと素直で謙虚な気持ちを持たなければいけないと感じました。そしてヨガに限らず、今まであらゆることに対して自分に一番足りなかったのは、素直さだったのかもしれないと思っています。

 

 なかなか消えなかった字を書くことの不安感や、緊張した時に滝のように出てしまう汗や震え、最近日常生活で困る場面はなくなっています(前までは家で一人で家計簿を書いていても震えていました)

 

 これからの人生でもっと困難なことが起こるかもしれません。けれどヨガで培える様々なことに対応できる力と、苦しいことがやってきてもそこからまた浮上していく生命が持つ根本の力を信じたいと思います。

 

基礎理論講座を終えて、ヨガという心のよりどころを得られた充実感と安心を感じています。

「心も体も元気です」そう言えた事が本当にうれしいです。

煩悩の最たるものが何かを知り、その本当の意味を学び、今やっと自分の心に明かりが灯っていることを感じています。

 

これからもご指導のほどよろしくお願いします。